お葬式のお食事①

みなさんこんにちは。総務部の奥島です!
今回は「葬儀の際のお食事」についてお話しします。

私が以前葬儀に参列した時のことを思い返してみた時、一番印象に残っていたのは親族みんなで一緒に食べた食事の事でした。
実際に入社して葬儀の際のお食事について学んでいくうちに、お食事をする機会が三度あるということを知りました。

地域・宗派などによって違いはありますが、このあたりでは「通夜後に通夜振る舞いでお召し上がりいただく夜斎(よとき)」「ご葬儀開式前に故人様とのお別れのお膳としていただくお斎(おとき)」「精進落としとしていただく精進揚げ」と三度お食事いただく機会がございます。

今回はこの三度のお食事に関して取り上げていきたいと思います!
よろしくお願いします!

お斎

喪服について③

みなさんこんにちは。沙耶です。
今回で「喪服について」最後となります。
簡単に喪服の種類と男女別の服装や一般的なマナーをまとめてみましたので、よければご参照下さい。

【正喪服】
最も格式高い喪服。
喪主や主催する遺族が着用するとされていました。
男性は和装や黒のモーニングコート。
女性は和装やブラックドレス。

【準喪服】
一般的な喪服。
参列者や、現在では喪主や遺族も着るものとなっています。
男性はブラックスーツが一般的。
女性は黒のワンピースなどのブラックフォーマル。

【略喪服】
法事や急なお通夜に参列する事になった場合に多く着用されます。
男性はグレースーツなど。
女性は黒や濃紺、ダークカラーの控えめな服装。

【小物や装いなどのマナー】
・男性
シャツは白無地が基本、ネクタイは黒無地の光沢のないもの。
ベルトや時計などもシンプルな物を選び、金色は避ける。
靴は黒で光沢のない、金属など付いていない皮物が好ましいとされています。

・女性
膝下丈のスカートが基本、パンツスタイルもOK。
ブラウスは白ではなく黒。
バックや靴も光沢のない光物が付いていないものが好ましく、ストッキングは礼服用(30デニール以下)。

また、女性は髪はまとめてヘアアクセサリーなどは控え、メイクやネイルはシンプルなものを心掛けるとされています。
アクセサリーは付けるのであれば2連のネックレスは「不幸が重なる」ということが連想されるとして避けられており、白か黒のパール、オニキス、黒曜石などが適しています。

喪服

いかがでしょうか。
実際には不幸事で、更に急なことでもあり準備を整えることが難しい場合もあるかもしれません。
ですが、今はさまざま場所にもしもの時の為の小物などが売られていますので、できるだけ適した服装を心掛けたいですね。
また、きちんと場にあった服装や用意をする事で、送り出す心構えができるのではないかと思います。
勿論気持ちが大切という前提の上、風習やマナーとしても、そして遺族に寄り添うと言う意味でもきちんと喪服で参列する事には大きな意味があるかもしれません。

それではここまで読んで下さり、ありがとうございました!

喪服について②

みなさんこんにちは。
前回に引き続き「喪服について」二回目です。
今回は黒が定着している理由と一般的な喪服でのマナーを書いていきます。

前回、最後に少し触れましたが昔は喪服の色は白とされていたようです。
白はけがれを祓う意味合いもあり、清らかな色である事からも古くは日本での喪服の色は白で統一されていたといわれています。
今でも一部地域や宗派により、喪服が白である所もあるようです。
しかし、実際に目にする機会が多い喪服は黒色なので「喪服は黒」という認識が私の中には強くあります。
同じように思う方も多いのではないでしょうか?それだけ現在ではこの形式が浸透しているのではないかと考えます。

喪服が白から黒に変わる経緯を調べてみました。
いくつか段階別に理由があるようですが、大きく分けると以下のふたつが挙げられるようです。
【海外では喪服は黒であることが多かった為、公的な葬儀や貴族の葬儀では合わせて黒を採用した】
【戦時中の影響で、衣装の貸出が追いつかず白の喪服がすぐ汚れてしまう為、汚れの目立たない黒が主流となった】

私は理由を知り、なるほどと思うと同時に、古くからの定義がこの様な形で変化し、現在まで定着していることに驚きました。
こうして見ると、形や考え方は様々でも、第一に送り出す側の気持ちが大切であると思えます。

実際、お通夜などは予測の出来ないものであり、突然の訃報に取り急ぎ駆けつける場合もあるかもしれません。
そのような場合、弔問や参列時の服装は準喪服を基本としながら平服でもマナー違反ではないとされています。
もちろん、平服でいいとは言っても大切な方の儀式の場、失礼にならない様に、マナーは気になりますよね。

平服

次回は男女別に喪服の一般的なマナーなどをまとめていきます。

喪服について①

みなさんこんにちは。
本日から三日間ブログを担当します、沙耶です。

今回は「喪服について」書いていきたいと思います。

礼服

みなさんは喪服と言われると何色が思い浮かぶでしょうか?
私は和服やスーツ、学生であれば制服など、様々な種類はあるものの基本的には黒だと認識していました。
実際、現在も一般的な認識として喪服は黒で統一されていることが多くなります。

反対に、故人様に着せて差し上げるものはどうでしょうか。
宗派や考え方にもよりますが、故人様へ着せる死装束と言うものがあります。
こちらは喪服とは違い、白色です。
厳密には、死装束は経帷子(きょうかたびら)と言って修行僧の旅の装いでもありました。
そこから、亡くなった方の死出の旅路にと古くから使われています。
また、死装束の場合は生とは逆である事の区別をする為に逆さごとをするものがあります。
代表的なもので言うと着物の左前などが挙げられます。
死装束の白色は、故人様の清らかな旅路を願っての白であり実は昔は喪服も白とされていたのですが、何故今のように黒色が浸透することとなったのでしょうか?
次回はその理由とされている事柄と、最終的に喪服のマナーなどを載せていきますので、よければ次回の記事も見ていただけると幸いです。

三十五日法要と四十九日法要③

皆さんこんにちは。
前々回に引き続きブログを担当させていただく業務部の林です。

前回のブログでは、そもそも三十五日法要と四十九日法要とは何なのか、何のためにするのかについて書いていきました。
今回は三十五日法要の際、どのような準備をすればいいのか等について詳しく書いていきたいと思います。

まず結論から言うと、三十五日法要も四十九日法要も準備するものは同じになります。
なぜなら、三十五日法要は四十九日法要の時期が異なるだけで他は全て同じだからです。
直葬・家族葬の心響グループでも三十五日目に法要を行うことがありますが、その際は四十九日法要という名目で法要を行っております。
また、地域によっては三十五日法要を行わない所もあるため、三月越しになるからと言って必ず三十五日目に法要を行う必要はありません。
このように、様々な要因が関係してくるので難しく思われるかも知れませんが、私はご家族様が故人様にして差し上げたいと思うことをするのが一番大切であると考えています。
これからもご家族様の思いに寄り添ったお手伝いをしていきたいと思っています。

老夫婦

最後までお読み頂きありがとうございます。
これからもブログを書いていきますので次回も読んで頂けると幸いです。
それでは失礼致します。

三十五日法要と四十九日法要②

皆さんこんにちは。
前回に引き続きブログを担当させていただく業務部の林です。
今回はそもそも三十五日法要と四十九日法要とは何なのか、何のためにするのかについて書いていきます。

まずは、そもそも三十五日法要と四十九日法要とは何なのかについて説明していきます。
三十五日法要とは、故人様が亡くなった命日から数えて三十五日目に行う法要を指します。
四十九日法要とは、故人様が亡くなった命日から数えて四十九日目に行う法要を指します。
このように、一見しただけではただ日数が違うだけのように見えますが、実はこの違いには大きな理由があります。
その理由とは、「三月越し」を避けるためです。
三月越しとは根強い迷信として、特に命日から四十九日法要までの期間が三ヶ月に渡ることを指し、今でも嫌がる人が多いです。

それではなぜ四十九日法要までの期間が三ヶ月に渡ると今でも嫌がる人が多いのでしょうか?

その理由は、「四十九日」と「三月」の言葉の響きに由来しています。
「四十九=しじゅうく=始終苦」に繋がって「三月=みつき=身付き」に繋がると解釈されており「始終苦労する生活が身に付いてしまう」というところから「三月越し」が避けられるようになったそうです。
その結果、三十五日法要という考え方が登場したとされています。

ただ、仏教上は避ける必要はありません。
なぜなら友引と同じく仏教的に避ける決まりはなく、語呂合わせによる世俗的な謂れであるためです。
ご家族やご親族の中で気になってしまう人がいる場合はお寺様に相談してみて下さい。

本堂

次回は三十五日法要の際、どのような準備をすればいいのか等を詳しく書いていきたいと思います。
次回も読んで頂ければ幸いです。

三十五日法要と四十九日法要①

皆さんこんにちは。
今回相生斎場のブログを担当させていただく業務部の林です。
宜しくお願い致します。

私は直葬・家族葬の心響に入社して四十九日法要という言葉はよく耳にするようになったのですが、三十五日法要という言葉は入社して四ヶ月経ったつい最近初めて耳にしました。
私は入社してから様々な宗派の事や宗教に関することを日々学んできましたが、三十五日法要とは何なのか、どんな意味があるのか全く分かりませんでした。

そこで今回は、三十五日法要と四十九日法要についての記事をブログに書いていきたいと思います。
次回もご覧ください。

地蔵

初盆のお飾りについて③

精霊舟

こんにちは!
総務部の奥島です(^∀^)
今回で初盆飾りについてのブログは最後になります。ぜひ最後までご覧ください!

前回は玄関先やお部屋の入口にお飾りする提灯についてお話しましたが、今回はお部屋の中の提灯と飾り物についてです。
ご自宅の間取りや構造によって飾り方が少し変わることはありますが、基本的にはお仏壇の周りや祭壇に提灯やお生花・供物などを飾ります。

提灯は大まかに分けると行灯(ぎょうとう)と言われる床置き型の置提灯と、天井から吊り下げるタイプの住吉提灯の二つになります。
また、そのような提灯に故人様の戒名を入れた戒名提灯を初盆時のみですが飾ることがあります。
置提灯である行灯も天井から吊り下げる住吉提灯も、材質や絵柄、もちろん形もですがたくさんの種類の中から選んでいただくことができます。その他に精霊船を飾るご家庭もあります。

最後に祭壇ですが、基本的には本尊を祀り遺影写真やお位牌を飾って生花で荘厳し、果物や落雁などのお供え物をあげます。

精霊舟

今年は中間市の川まつりが中止となってしまったので、精霊船や提灯を供養されたい方は8月15日に中間市にある家族葬専門斎場 真浄葬祭で行われる供養祭にぜひお越しください!
直葬・家族葬の心響で購入いただいた精霊船は無料でお預かり、供養までできます!
その他、供養をする上での決まりがありますので興味がある方は弊社までご連絡ください(^^)

以上のように直葬・家族葬の心響では、故人様が亡くなって四十九日を過ぎてから最初に迎えるお盆(初盆)という大事な日に故人様をしっかりと迎えられるように、スタッフ一丸となってお手伝いをしていきます!
少しでもご家族様のお役に立てれば私達も幸いです。

ここまで読んでいただきありがとうございました🦉🤲

初盆のお飾りについて②

みなさんこんにちは。
昨日に引き続きブログを書きます総務部の奥島です(^o^)
今回と次回で実際に初盆飾りの内容を玄関先とお部屋の中の二つにわけて説明します!

まずは玄関先です。
玄関先には、必ず飾らないといけないわけではありませんが基本的に提灯を飾ります。
玄関先に飾る提灯としてご注文いただくのは、門提灯と呼ばれるその家の家紋や家名を入れた提灯です。もちろん家紋や家名なので、その家々によって種類は違いますし故人様を迎える良い目印になります。

では一体家紋はどのようにして分かるのか。
私達は初盆の打ち合わせで、家紋をご家族の方に教えていただいています。
家紋が分からない場合にはお墓や喪服などに入っている家紋を見て専用の紋帳を使い、何という家紋なのか調べていきます。紋帳に載っている家紋の名前は複雑で似ている物も多く、たくさんの種類があります。
少しでも名前を間違えるとその家の家紋とは異なる家紋を提灯に入れてしまうことになるので、とても重要な作業です。
集合住宅などで玄関先に提灯を飾る場合や通常の一軒家でも専用のポールを置き吊すようにして飾ることや玄関扉の外に飾らず玄関の内側にスタンド付きの室内用門提灯を飾ること、またお部屋の入り口に飾ることもあります。
その他にもホオズキ(鬼灯)を飾り、その文字からも分かるように灯りとしての道しるべになる様に提灯(ちょうちん)に見立てたりもします。

門提灯

私自身、初盆飾りの提灯を見たことはあったものの葬儀社で働くまでは門提灯にたくさんの種類があることや、きちんとした意味があることを恥ずかしながら知りませんでした。
もちろん喪家様によっては初めて経験するお盆であることも多いので、直葬・家族葬の心響では親身にアドバイスをさせていただきますのでご安心ください!

次回はお部屋の中の提灯について書いていきますので、ぜひご覧ください🦉

初盆のお飾りについて①

みなさんこんにちは(^ ^)
総務部の奥島です。
第二回目のブログはもうすぐお盆ということで、初盆のお飾りについてお話したいと思います。

本題に入る前に少し余談ですが、直葬・家族葬の心響と提携している家族葬専門斎場 真浄葬祭の商圏は遠賀川という大きな川の近辺なので昔から精霊流し(灯篭流し)が盛んな地域となっており、現在でも昔ながらのお盆の文化が根付よく残っているのです!

では本題に戻り……
初盆のお飾りをするのには、家に帰ってくる故人様を迎えるために仏壇や祭壇にお花やお供え物をお飾りし、帰る家が分かりやすいように目印の灯明を提灯で灯すという理由があります。
真浄葬祭ではそのお手伝いをさせていただいているのですが、実際に飾るものはどのような物なのか。
次回から玄関先とお部屋の中2つに分けて取り上げていきます。
ぜひご覧ください!(^ ^)

初盆のお飾り