喪服について②

みなさんこんにちは。
前回に引き続き「喪服について」二回目です。
今回は黒が定着している理由と一般的な喪服でのマナーを書いていきます。

前回、最後に少し触れましたが昔は喪服の色は白とされていたようです。
白はけがれを祓う意味合いもあり、清らかな色である事からも古くは日本での喪服の色は白で統一されていたといわれています。
今でも一部地域や宗派により、喪服が白である所もあるようです。
しかし、実際に目にする機会が多い喪服は黒色なので「喪服は黒」という認識が私の中には強くあります。
同じように思う方も多いのではないでしょうか?それだけ現在ではこの形式が浸透しているのではないかと考えます。

喪服が白から黒に変わる経緯を調べてみました。
いくつか段階別に理由があるようですが、大きく分けると以下のふたつが挙げられるようです。
【海外では喪服は黒であることが多かった為、公的な葬儀や貴族の葬儀では合わせて黒を採用した】
【戦時中の影響で、衣装の貸出が追いつかず白の喪服がすぐ汚れてしまう為、汚れの目立たない黒が主流となった】

私は理由を知り、なるほどと思うと同時に、古くからの定義がこの様な形で変化し、現在まで定着していることに驚きました。
こうして見ると、形や考え方は様々でも、第一に送り出す側の気持ちが大切であると思えます。

実際、お通夜などは予測の出来ないものであり、突然の訃報に取り急ぎ駆けつける場合もあるかもしれません。
そのような場合、弔問や参列時の服装は準喪服を基本としながら平服でもマナー違反ではないとされています。
もちろん、平服でいいとは言っても大切な方の儀式の場、失礼にならない様に、マナーは気になりますよね。

平服

次回は男女別に喪服の一般的なマナーなどをまとめていきます。

喪服について①

みなさんこんにちは。
本日から三日間ブログを担当します、沙耶です。

今回は「喪服について」書いていきたいと思います。

礼服

みなさんは喪服と言われると何色が思い浮かぶでしょうか?
私は和服やスーツ、学生であれば制服など、様々な種類はあるものの基本的には黒だと認識していました。
実際、現在も一般的な認識として喪服は黒で統一されていることが多くなります。

反対に、故人様に着せて差し上げるものはどうでしょうか。
宗派や考え方にもよりますが、故人様へ着せる死装束と言うものがあります。
こちらは喪服とは違い、白色です。
厳密には、死装束は経帷子(きょうかたびら)と言って修行僧の旅の装いでもありました。
そこから、亡くなった方の死出の旅路にと古くから使われています。
また、死装束の場合は生とは逆である事の区別をする為に逆さごとをするものがあります。
代表的なもので言うと着物の左前などが挙げられます。
死装束の白色は、故人様の清らかな旅路を願っての白であり実は昔は喪服も白とされていたのですが、何故今のように黒色が浸透することとなったのでしょうか?
次回はその理由とされている事柄と、最終的に喪服のマナーなどを載せていきますので、よければ次回の記事も見ていただけると幸いです。

三十五日法要と四十九日法要①

皆さんこんにちは。
今回相生斎場のブログを担当させていただく業務部の林です。
宜しくお願い致します。

私は直葬・家族葬の心響に入社して四十九日法要という言葉はよく耳にするようになったのですが、三十五日法要という言葉は入社して四ヶ月経ったつい最近初めて耳にしました。
私は入社してから様々な宗派の事や宗教に関することを日々学んできましたが、三十五日法要とは何なのか、どんな意味があるのか全く分かりませんでした。

そこで今回は、三十五日法要と四十九日法要についての記事をブログに書いていきたいと思います。
次回もご覧ください。

地蔵

社長の歌詞が刺さる名曲

テレビで『世代別歌詞が刺さる名曲』って番組やっていまして、見た方ってみんな自分だったら何かなって思いませんでしたか?私も何かなって考えてみました。

で考えてみたらこれかなって。

渡辺美里さんの『growin’ up』です。

生きるって自分を燃やす事…🎶

振り向いて悔やんだりしたくない🎵 元気になる曲です。

初盆のお飾りについて③

精霊舟

こんにちは!
総務部の奥島です(^∀^)
今回で初盆飾りについてのブログは最後になります。ぜひ最後までご覧ください!

前回は玄関先やお部屋の入口にお飾りする提灯についてお話しましたが、今回はお部屋の中の提灯と飾り物についてです。
ご自宅の間取りや構造によって飾り方が少し変わることはありますが、基本的にはお仏壇の周りや祭壇に提灯やお生花・供物などを飾ります。

提灯は大まかに分けると行灯(ぎょうとう)と言われる床置き型の置提灯と、天井から吊り下げるタイプの住吉提灯の二つになります。
また、そのような提灯に故人様の戒名を入れた戒名提灯を初盆時のみですが飾ることがあります。
置提灯である行灯も天井から吊り下げる住吉提灯も、材質や絵柄、もちろん形もですがたくさんの種類の中から選んでいただくことができます。その他に精霊船を飾るご家庭もあります。

最後に祭壇ですが、基本的には本尊を祀り遺影写真やお位牌を飾って生花で荘厳し、果物や落雁などのお供え物をあげます。

精霊舟

今年は中間市の川まつりが中止となってしまったので、精霊船や提灯を供養されたい方は8月15日に中間市にある家族葬専門斎場 真浄葬祭で行われる供養祭にぜひお越しください!
直葬・家族葬の心響で購入いただいた精霊船は無料でお預かり、供養までできます!
その他、供養をする上での決まりがありますので興味がある方は弊社までご連絡ください(^^)

以上のように直葬・家族葬の心響では、故人様が亡くなって四十九日を過ぎてから最初に迎えるお盆(初盆)という大事な日に故人様をしっかりと迎えられるように、スタッフ一丸となってお手伝いをしていきます!
少しでもご家族様のお役に立てれば私達も幸いです。

ここまで読んでいただきありがとうございました🦉🤲

初盆のお飾りについて②

みなさんこんにちは。
昨日に引き続きブログを書きます総務部の奥島です(^o^)
今回と次回で実際に初盆飾りの内容を玄関先とお部屋の中の二つにわけて説明します!

まずは玄関先です。
玄関先には、必ず飾らないといけないわけではありませんが基本的に提灯を飾ります。
玄関先に飾る提灯としてご注文いただくのは、門提灯と呼ばれるその家の家紋や家名を入れた提灯です。もちろん家紋や家名なので、その家々によって種類は違いますし故人様を迎える良い目印になります。

では一体家紋はどのようにして分かるのか。
私達は初盆の打ち合わせで、家紋をご家族の方に教えていただいています。
家紋が分からない場合にはお墓や喪服などに入っている家紋を見て専用の紋帳を使い、何という家紋なのか調べていきます。紋帳に載っている家紋の名前は複雑で似ている物も多く、たくさんの種類があります。
少しでも名前を間違えるとその家の家紋とは異なる家紋を提灯に入れてしまうことになるので、とても重要な作業です。
集合住宅などで玄関先に提灯を飾る場合や通常の一軒家でも専用のポールを置き吊すようにして飾ることや玄関扉の外に飾らず玄関の内側にスタンド付きの室内用門提灯を飾ること、またお部屋の入り口に飾ることもあります。
その他にもホオズキ(鬼灯)を飾り、その文字からも分かるように灯りとしての道しるべになる様に提灯(ちょうちん)に見立てたりもします。

門提灯

私自身、初盆飾りの提灯を見たことはあったものの葬儀社で働くまでは門提灯にたくさんの種類があることや、きちんとした意味があることを恥ずかしながら知りませんでした。
もちろん喪家様によっては初めて経験するお盆であることも多いので、直葬・家族葬の心響では親身にアドバイスをさせていただきますのでご安心ください!

次回はお部屋の中の提灯について書いていきますので、ぜひご覧ください🦉

枕飾りについて③

お参り

皆さんこんにちは。沙耶です。
本日で三回目、枕飾りについての最後の記事となりますが、今回は使われている道具の意味です。
ここではもっとも多く馴染みのある方も多い仏教の枕飾り道具の意味を一つ一つ書いていきます。

まずは三具足、三種それぞれの意味です。

【 香炉 】
・故人が旅立つ際の道標。
・香煙を通して、仏様とお話をするあの世とこの世の架け橋。
・線香の香りが故人様の食べ物。

【 燭台 】
・蝋燭は仏様の慈悲や知恵の象徴。
・あの世とこの世を繋ぐ目印。

【 花立 】
・花を供える為のもの。

上記二つは火の元など取扱いに注意が必要ですが、宗派にあったものをいつでも供えておくことが出来ます。
次に、宗派によって異なりますが、鈴(りん・おりん)についてです。

【 鈴 】
・本来は読経始まりと終わりを区切るためのもの。
・澄んだ音で人々の邪念を祓い、祈りを極楽浄土へ届ける。

これも宗派によって分かれるものになりますが、お供え物についてです。

【 団子、ご飯、水などのお供え物 】
故人様が食欲から浄化される様、あの世への旅のお弁当代わりなど、宗派や地域によって様々な考え方で供えられます。
宗派の考え方によっては供え物は不要と考えられている場合もあるため確認が必要になります。

長くなってしまいましたが、ここまで読んで下さりありがとうございました。

お参り

枕飾りにこれだけ沢山の意味合いや考え方があり、その風習が現代まで私達の中に生き続けている事に、変化しつつも昔も今も亡くなった方を弔う心は変わらない様に感じました。
直葬・家族葬の心響(こきょう)では、お手伝いの一環として枕飾りのご用意もさせて頂いておりますので、手を合わせる際や、故人様への寄り添い方を考える際に少しでも思い出していただければと思います。

花屋の企画②

今日も社長っす。

生花店舗は真浄葬祭らしいトガッタ企画にして欲しいのです。

先週のカンブリア宮殿でのスマイルズさんの特集でした。

スープのファストフードなのですがそれ以外もニッチな事業がいろいろあってね。

真浄葬祭もそのニッチさが欲しい。

偏っていて、専門性が高くて、トガッテいて…

花屋の企画①

今回は社長ですよ。
さて、来年は花屋さんの企画を進めたいと考えていますが店舗のイメージを最近ハマっているPinterestでウロウロ。
結局最後は全く関係ない方向で終えるのですが…

予算は私ですが内容など決めるのは生花部に決めて頂きたい。
予算だけで行けば三協フロンティアさんのプレハブやコンテナハウスかな。

となると関東方面の展示場など見に行きたい。
次回東京研修の際はついでで行けるようにメモっておこうかな。

分骨について②

皆さんこんにちは。
前回に引き続きブログを担当させていただく業務部の林です。
今回はそもそも分骨とはどのような人が、何のために行うのかについて書いていきます。

その前に、まずは分骨の定義について少し触れておきます。
分骨とは、一般的には故人様の遺骨の喉仏等を2ヶ所以上の場所に分ける事をいいます。
それでは、一体どのような人が、何のために分骨を行うのでしょうか?
私が真浄葬祭で働いていて気付いた事は、分骨される事情はご家族によって様々であるという事です。
私が考えて最終的に行き着いたのは、人それぞれ感じる事、信じている事等が異なる為、結局はその人その人のしたいようにするのが一番であり、正解は存在しないという考えでした。
ただ、そうは言っても実際に働く中で分骨をするシチュエーションとして代表的なものが3つありましたので、今回はそれらを紹介していこうと思います。

まず1つ目に、お寺が遠方にあるケースです。
故人様の地元が遠方の場合、そのお墓まで遺族が、お参りに行くのは容易な事ではありません。
このようなケースでは、ご遺骨の一部を遺族の住んでいる場所に近いお墓に納骨する事があります。
2つ目に、手元供養を行いたいケースです。
手元供養とは、遺骨の一部を自宅や身近な場所に保管して供養する事で、このような場合に分骨をされる方がいらっしゃいます。
3つ目に、本山への納骨をするケースです。
故人様が熱心な信者であった場合等は、信仰している宗派の本山にご遺骨の一部を納骨する事があります。

墓地

このように、分骨は遺族の故人様への思いの数だけ様々なケースがあります。
次回は分骨をするタイミングや方法等、さらに踏み込んで詳しく書いていきたいと思います。
次回も読んで頂ければ幸いです。