皆さんこんにちは。
前回に引き続きブログを担当させていただく業務部の林です。
今回はそもそも分骨とはどのような人が、何のために行うのかについて書いていきます。
その前に、まずは分骨の定義について少し触れておきます。
分骨とは、一般的には故人様の遺骨の喉仏等を2ヶ所以上の場所に分ける事をいいます。
それでは、一体どのような人が、何のために分骨を行うのでしょうか?
私が真浄葬祭で働いていて気付いた事は、分骨される事情はご家族によって様々であるという事です。
私が考えて最終的に行き着いたのは、人それぞれ感じる事、信じている事等が異なる為、結局はその人その人のしたいようにするのが一番であり、正解は存在しないという考えでした。
ただ、そうは言っても実際に働く中で分骨をするシチュエーションとして代表的なものが3つありましたので、今回はそれらを紹介していこうと思います。
まず1つ目に、お寺が遠方にあるケースです。
故人様の地元が遠方の場合、そのお墓まで遺族が、お参りに行くのは容易な事ではありません。
このようなケースでは、ご遺骨の一部を遺族の住んでいる場所に近いお墓に納骨する事があります。
2つ目に、手元供養を行いたいケースです。
手元供養とは、遺骨の一部を自宅や身近な場所に保管して供養する事で、このような場合に分骨をされる方がいらっしゃいます。
3つ目に、本山への納骨をするケースです。
故人様が熱心な信者であった場合等は、信仰している宗派の本山にご遺骨の一部を納骨する事があります。
このように、分骨は遺族の故人様への思いの数だけ様々なケースがあります。
次回は分骨をするタイミングや方法等、さらに踏み込んで詳しく書いていきたいと思います。
次回も読んで頂ければ幸いです。