枕飾りについて②

皆さんこんにちは。沙耶です。
前回に引き続き、枕飾りの道具についてまとめて行きます。

まず、仏教の枕飾りについてです。
仏教と言っても、その宗派により飾り方や準備するものは異なる場合もあります。
仏教の多くの宗派では、故人様のそばに台を設け、三具足と呼ばれる三種の道具を置いていきます。
三具足「香炉、燭台、花立」です。
この三種は、基本的に仏教であれば欠かせない道具となります。
また、宗派により鈴(りん・おりん)や、水、枕団子、枕飯を供え物としておくこともあります。

次に、神道の枕飾りについてです。
神道の場合、八足机と言われる机に、三方(神饌を載せるための台)、燭台、花立を置き、三方の上には、水、洗米、塩、お神酒などを供えます。
この時、故人様が好きだった食べ物などを供えることも可能です。

お供え

最後に、キリスト教の枕飾りです。
キリスト教では、本来枕飾りという習慣はなく、日本で浸透していく中で用意することが増えてきているようです。
その場合、十字架、聖書、生花をお飾りします。
お供え物としてはパンや水が供えられることが多いようです。

いかがでしたでしょうか?
宗派により、用意するものは違えど、燭台や花など、一貫して飾られているものもあります。
次の記事では、それぞれの意味についてもう少し細かく書いていきたいと思います。