三十五日法要と四十九日法要②

皆さんこんにちは。
前回に引き続きブログを担当させていただく業務部の林です。
今回はそもそも三十五日法要と四十九日法要とは何なのか、何のためにするのかについて書いていきます。

まずは、そもそも三十五日法要と四十九日法要とは何なのかについて説明していきます。
三十五日法要とは、故人様が亡くなった命日から数えて三十五日目に行う法要を指します。
四十九日法要とは、故人様が亡くなった命日から数えて四十九日目に行う法要を指します。
このように、一見しただけではただ日数が違うだけのように見えますが、実はこの違いには大きな理由があります。
その理由とは、「三月越し」を避けるためです。
三月越しとは根強い迷信として、特に命日から四十九日法要までの期間が三ヶ月に渡ることを指し、今でも嫌がる人が多いです。

それではなぜ四十九日法要までの期間が三ヶ月に渡ると今でも嫌がる人が多いのでしょうか?

その理由は、「四十九日」と「三月」の言葉の響きに由来しています。
「四十九=しじゅうく=始終苦」に繋がって「三月=みつき=身付き」に繋がると解釈されており「始終苦労する生活が身に付いてしまう」というところから「三月越し」が避けられるようになったそうです。
その結果、三十五日法要という考え方が登場したとされています。

ただ、仏教上は避ける必要はありません。
なぜなら友引と同じく仏教的に避ける決まりはなく、語呂合わせによる世俗的な謂れであるためです。
ご家族やご親族の中で気になってしまう人がいる場合はお寺様に相談してみて下さい。

本堂

次回は三十五日法要の際、どのような準備をすればいいのか等を詳しく書いていきたいと思います。
次回も読んで頂ければ幸いです。