みなさんこんにちは、総務部の奥島です。
本日はエンバーミングの基本的なことについてお話ししていきます!
エンバーミングは誰でもできるものではありません。
専門の資格を有する「エンバーマー」と呼ばれる人が、ご遺体の保存・防腐・殺菌・修復を目的に行うことができる特殊な技術なのです。
日本語では「遺体衛生保全」や「死体防腐処理」と訳されています。
エンバーミングは、ご遺体の消毒・殺菌を行った上で消化器官などの残存物の除去を行うほか、ご遺体の一部を切開して血液などを排出すると共に防腐剤などの保存液をご遺体に注入します。とても難しい内容ですが、こうすることでご遺体を10日間~二週間程度腐敗させることなく保存することが可能となります。
処置の流れを簡単に説明しますと、①ご遺体の状態を確認②消毒と洗浄③故人様の生前の姿に近づけるために洗髪や洗顔を行います。
そして、ご遺体の体内の処置にうつります。
最初にお話ししたように保全液を注入し、食道や胃などに残っている残存物を除去します。その後綺麗に縫合をし、再度全身の消毒を行い故人様が普段身につけられているような洋服を着付けたり、ご遺族様からの希望通りに着付けを行っていきます。
着付け後には改めてお顔の表情を整え、より生前の姿に近づけていきます。
故人様の体の処置としてエンバーミングと混同されてしまうのが「エンゼルケア」です。
エンバーミングは体内の処置まで行うのに対してエンゼルケアは故人様の表面的な姿を整えることを目的としているそうです。
ここまでエンバーミングの基本的なことや流れをご紹介しましたが、実際エンバーミングが必要となるケースはどういったものなのでしょうか。
次回はこの点についてお話ししていきたいと思います!