枕飾り③

枕飾り

引き続きブログを担当させていただきます、直葬・家族葬の心響(こきょう)業務部の村橋です。よろしくお願いいたします。

今回のブログでは、ご自宅にご安置させていただく場合の枕飾りについて取り上げていきます。

故人様をご自宅へお連れし、ご安置をさせて頂く際、我々は経机(きょうづくえ)や燭台(しょくだい)といった枕飾りに必要な道具を全て準備させていただきます。そのためご自宅で何か道具をご準備いただく必要はございません。枕飾りにて使用する道具についてのお話はひとつ前の記事に書いておりますので、ぜひそちらもご覧下さい。

直葬・家族葬の心響(こきょう)での業務に取り組み、何度かご自宅での枕飾りをお手伝いさせて頂きました。その中で特徴的であると感じたのは花ろうそくという道具です。
この花ろうそくは、故人様をご自身のベッドにご安置し、その近くに枕飾りを行う場合や、カーテンなどが近くにあり、通常の燭台とろうそくだと倒れたり燃え移ってしまう可能性がある場合に使用します。花ろうそくは名前の通り花を模した形をしており、高さも低く作られているため、揺れたり倒れたりという心配がありません。

ご自宅へご安置に伺い、花ろうそくを使用する理由を先輩から教えて頂いた際、斎場でご準備させていただくのとはまた違う方法や気をつける点があるのだと学びました。

これまでご指導いただいた学びを活かし、これからもただご準備するのではなく、周りの状況やご家族様のご意向を確認して、ひとつひとつの準備にしっかりと取り組んでいきます。

直葬・家族葬の心響(こきょう)では、ご自宅へのご安置にも対応しております。ご自宅で最期のひと時をお過ごしいただき、ゆっくりとお別れをしていただけます。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

枕飾り

枕飾り②

枕飾り

前回に引き続き、ブログを担当させていただく直葬・家族葬の心響(こきょう)業務部の村橋です。よろしくお願いいたします。
今回のブログでは、枕飾りとは一体どのようなものなのかご紹介させていただきます。

結論から申し上げますと、枕飾りとはお通夜、ご葬儀を行う前、故人様をご安置する際に設置させていただく簡易的な祭壇を指しております。

仏教での枕飾りの内容としましては、経机(きょうづくえ)の上に香炉(こうろ)、燭台(しょくだい)、鈴(りん)、線香、花立てを準備させていただきます。ちなみに香炉、燭台、花立てはまとめて三具足(さんぐそく、みつぐそく)と呼ばれます。そして宗派によってはこれらの道具に加えて茶水や、ご飯とお団子をお供えいたします。

神式の場合は、八足机(はっそくのつくえ)の上に三方(さんぽう)という台を置き、その左右に榊を入れた花立てと燭台を並べます。そして三方の上に塩・水・洗米・御神酒をお供えいたします。さらに、故人様が好まれていた食べ物をお供えすることもあるそうです。仏式の場合と異なり、こちらでは肉や魚もお供えすることができます。

では、どうして枕飾りを行うのでしょうか?
大きな理由の一つとして、お通夜やご葬儀への参列が叶わない方や、訃報を聞いてすぐに駆けつけて下さった方に焼香やお参りをして頂くためという理由があります。お寺様に枕経(まくらぎょう)をあげて頂くための準備としての役割もあります。

また、枕飾りに使用する道具にはそれぞれ意味があります。例えば燭台のろうそくの火は、故人様が迷わず成仏できるように、お供えするご飯には生前を振り返って未練を残さないように、という願いが込められています。

今回のブログでは枕飾りの基本についてお話しをさせていただきました。

直葬・家族葬の心響(こきょう)では、斎場へご安置する際はもちろん、一度ご自宅に故人様をお連れし、ご安置を行う場合にも枕飾りをさせていただきます。
そこで次回は、ご自宅にご安置させていただく場合の枕飾りについて取り上げていきます。
ぜひ最後までお付き合いください。

枕飾り

枕飾り①

枕飾り

皆さまこんにちは!
今回直葬・家族葬の心響(こきょう)のブログを担当させていただきます、心響(こきょう)業務部の村橋と申します。よろしくお願いいたします。

さっそくですが、今回のブログでは「枕飾り」についてご紹介させていただきます。

ブログをお読み頂いている皆さまは、枕飾りという言葉を耳にされたことがありますか?
初めて枕飾りという言葉を耳にした時、私は故人様のお顔周りの飾りつけを想像しました。しかし、先輩方のご指導を通して、自分の想像とは全く異なるものであると学びました。

そこで次回のブログでは、枕飾りとは一体どのようなものなのかをご紹介させていただきます。
最後までお付き合いいただけますと幸いです。

枕飾り

仕入れ上昇

直葬家族葬の心響グループでは日本一の低価格を目指して始まったブランディングですが、

最近では仕入れ価格上昇の歯止めがかからずとにかくほぼ全ての値上げ。

という事で最近ではポータルサイトでのお手伝いのみ棺も10年ぶりの平棺を採用したり商品の見直しや価格を据え置いての作業の効率化など細かな手直しが盛んになってきています。

これらを乗り切ってピンチをチャンスに変えたいね。

枕飾りについて③

お参り

皆さんこんにちは。沙耶です。
本日で三回目、枕飾りについての最後の記事となりますが、今回は使われている道具の意味です。
ここではもっとも多く馴染みのある方も多い仏教の枕飾り道具の意味を一つ一つ書いていきます。

まずは三具足、三種それぞれの意味です。

【 香炉 】
・故人が旅立つ際の道標。
・香煙を通して、仏様とお話をするあの世とこの世の架け橋。
・線香の香りが故人様の食べ物。

【 燭台 】
・蝋燭は仏様の慈悲や知恵の象徴。
・あの世とこの世を繋ぐ目印。

【 花立 】
・花を供える為のもの。

上記二つは火の元など取扱いに注意が必要ですが、宗派にあったものをいつでも供えておくことが出来ます。
次に、宗派によって異なりますが、鈴(りん・おりん)についてです。

【 鈴 】
・本来は読経始まりと終わりを区切るためのもの。
・澄んだ音で人々の邪念を祓い、祈りを極楽浄土へ届ける。

これも宗派によって分かれるものになりますが、お供え物についてです。

【 団子、ご飯、水などのお供え物 】
故人様が食欲から浄化される様、あの世への旅のお弁当代わりなど、宗派や地域によって様々な考え方で供えられます。
宗派の考え方によっては供え物は不要と考えられている場合もあるため確認が必要になります。

長くなってしまいましたが、ここまで読んで下さりありがとうございました。

お参り

枕飾りにこれだけ沢山の意味合いや考え方があり、その風習が現代まで私達の中に生き続けている事に、変化しつつも昔も今も亡くなった方を弔う心は変わらない様に感じました。
直葬・家族葬の心響(こきょう)では、お手伝いの一環として枕飾りのご用意もさせて頂いておりますので、手を合わせる際や、故人様への寄り添い方を考える際に少しでも思い出していただければと思います。

枕飾りについて②

お供え

皆さんこんにちは。沙耶です。
前回に引き続き、枕飾りの道具についてまとめて行きます。

まず、仏教の枕飾りについてです。
仏教と言っても、その宗派により飾り方や準備するものは異なる場合もあります。
仏教の多くの宗派では、故人様のそばに台を設け、三具足と呼ばれる三種の道具を置いていきます。
三具足「香炉、燭台、花立」です。
この三種は、基本的に仏教であれば欠かせない道具となります。
また、宗派により鈴(りん・おりん)や、水、枕団子、枕飯を供え物としておくこともあります。

次に、神道の枕飾りについてです。
神道の場合、八足机と言われる机に、三方(神饌を載せるための台)、燭台、花立を置き、三方の上には、水、洗米、塩、お神酒などを供えます。
この時、故人様が好きだった食べ物などを供えることも可能です。

お供え

最後に、キリスト教の枕飾りです。
キリスト教では、本来枕飾りという習慣はなく、日本で浸透していく中で用意することが増えてきているようです。
その場合、十字架、聖書、生花をお飾りします。
お供え物としてはパンや水が供えられることが多いようです。

いかがでしたでしょうか?
宗派により、用意するものは違えど、燭台や花など、一貫して飾られているものもあります。
次の記事では、それぞれの意味についてもう少し細かく書いていきたいと思います。

枕飾りについて①

お参り

皆さんこんにちは。
本日から二度目のブログを担当します、沙耶です。

今回は「枕飾りについて」お話をさせてください。
皆さんは「枕飾り」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
枕飾りとは、ご遺体を安置する際に設置する祭壇です。
祭壇、と言われるとイメージしやすいのは、葬儀が行われる時に目にする、大きく式場をお飾りしている場面が思い浮かぶかもしれません。

枕飾りでの祭壇は、実際に式場をお飾りする通夜や葬儀まで、自宅や葬儀場で故人様と過ごす間の手を合わせる場として簡易的に設置をします。
枕飾りや供え物、又、宗派などにもよりますが枕経を行うことは、旅立たれたばかりの故人様が迷う事のない様に導くために必要なものとして、飾る道具の一つ一つにも意味があることを学びました。
次回から、用意するものやそれらの意味について、順に書いていきたいと思います。

慣習化されている動作や道具の意味を知って頂くことで、手を合わせる時にもご遺族様にとってもより、故人様への寄り添い方を考えやすくなればと思いますので、次回からの記事も読んで頂けると幸いです。

お参り