遺骨の供養③

永代供養

家族葬・直葬の心響(こきょう)ブログをご覧になられているみなさん、こんにちは!
今回は業務部の坂本から、「永代供養(えいたいくよう)」についてお話させていただければと思います。

『永代供養』という言葉に聞き覚えがある方もいるかもしれません。
「永代」は「長い年月」を指し、お寺様や霊園に遺骨をお預けし、供養や管理を行なっていただくものです。
檀家になることを条件とされているお寺様もありますが、一般的には仏教やキリスト教などの信仰している教義である「宗旨(しゅうし)」、またそこから派生した浄土宗、浄土真宗といった「宗派(しゅうは)」は問われず、どなたでもご利用できる供養方法です。

前回お話した通り、少子化などの影響を受けて近年は代々お墓を継承していくことが難しくなっている傾向にあります。
そのため新しくお墓を建てるより費用が抑えられること、供養や管理をお寺様や霊園へお任せできることから選ばれる方も多くいらっしゃいます。

しかし注意する点としては2つあり、まず1つ目は他の人とも一緒に入ってもらう「合祀墓(ごうしぼ)」であるという点です。そのため2つ目の注意点として、再び遺骨を取り出すということができないことが挙げられます。
ご納骨する際には一般的なお墓と同じように骨壷の状態で納めますが、一定期間が経過した後はお骨を細かく砕き、パウダー状にする粉骨(ふんこつ)をしてから麻袋に入れ、地下にあるカロートと呼ばれる穴に落とすためです。

心響(こきょう)、並びに中間市にある真浄葬祭(しんじょうそうさい)では、宗教法人の認可を得たお寺様が管理されている「なごみ霊廟(れいびょう)」をご紹介することが可能です。
粉骨費用としては一律5千円、また他社でご葬儀をされた方は10万円、心響(こきょう)、ならびに真浄葬祭(しんじょうそうさい)でご葬儀をされた方は5万円の料金を一度お支払いいただければ、後々の集金や年会費等かかることなく永代に渡って供養していただくことが可能です。また、現在は他にも様々な需要により広くお応えするため、屋外型の納骨堂や納骨型位牌など、更に細分化された新しい納骨方法のご提案も予定しています。

お墓選びは一生に一度の大きなイベントになりますので、焦ることなく、ご家族と相談しながら慎重に決められてください。
弊社では納骨先のお悩みはもちろん、斎場の見学やお見積りまで事前のご相談も承っておりますので、困ったことがあればぜひお立ち寄りいただければ幸いです。

永代供養

最後までお読みいただきありがとうございました!
次回はまた別の事柄についても勉強し、掲載させていただければと思います。

遺骨の供養①

お墓参り

みなさんこんにちは!
本日、家族葬・直葬の心響(こきょう)ブログを担当させていただく業務部の坂本です。

今年も暑くなり、お盆も近づいてきています。お盆にはお墓参りに行かれる予定の方も多いのではないでしょうか。
ここでみなさんが「お墓」と聞いて思い浮かべたのは、霊園やお寺の境内(けいだい)で見かける遺骨を納めるための墓石(ぼせき)ではありませんか?

お墓参り

このようなお墓は「一般墓(いっぱんぼ)」と呼ばれ、おおよそ100万〜200万円が建立(こんりゅう)費用の平均相場とされています。しかし一般墓を建立する際には墓地の所有者と墓地を永久に使用する権利を得るという契約がなされるため、一度建ててしまえば後世の納骨先の心配もありません。
ここでいう墓地の所有者とは霊園であれば都道府県や財団法人など、寺院墓地であればお寺様といった管理運営主体のことを指します。

都道府県や市町村の管理運営する公営(こうえい)霊園は、地方自治体が経営することや宗教の制限がないことから人気が高く、地域によっては抽選で使用者を決めている霊園もあるそうです。

また宗教団体や財団法人からの委託を受けた、民間の企業が管理運営を行う民営(みんえい)霊園も存在します。公営霊園の申し込み条件に含まれる居住地や居住年数などの縛りがなく、区画が有ればいつでも申し込むことができるものです。そのため生前にお墓を購入することも可能であったり、ペットと同じお墓に入れる墓地も出来るなどお客様の要望に柔軟に対応することができるため、年々人気は高まりつつあります。

最後に寺院墓地を希望する場合、そのお寺様の檀家(だんか)となり、教えに従うのが一般的です。
檀家になると、入檀(にゅうだん)料やお布施、寄付など求められることはありますが、葬儀、法事からお墓の建立まで、すべてをそのお寺様にお任せすることができ、手厚い供養を行えます。

このように、従来の日本では霊園もしくは寺院墓地に墓石を立て、代々家族や親族がお墓を受け継いでいく風習が一般的でした。しかし近年、価値観の変化や少子高齢化をきっかけとして遺骨の埋葬や供養の方法は多様化しているのです。

次回もまた、遺骨の供養方法についてご紹介させていただきます。最後までお付き合いいただけると幸いです。