満中陰について③

みなさんこんにちは。総務部の奥島です!
今回で満中陰についてのブログは最後になります。

さっそく本題に入りますが、満中陰志を贈る時期についてです。
前回お話ししたように満中陰志は葬儀の香典返しと同じ意味ですので、四十九日法要を執り行った後にお贈りします。そのため、四十九日が明ける前に満中陰志をお贈りすることは基本的にはありません。

そして、満中陰志にお贈りする品物についてです。
香典返しと同様に使用したら形が残らない「消え物」を選ぶのが一般的です。具体的には、お茶・海苔・調味料・石けん・洗剤などがよく選ばれています。それに加えて、タオルやシーツのような消え物ではありませんが「日用品」のほか、最近では受け取った側で好きな品物を選ぶことができる「カタログギフト」をお贈りする方も増えてきています。もちろん直葬・家族葬の心響(こきょう)の各斎場でも、お取り扱いしています。

お返しする品物の金額相場についても半返し~3分の1の金額のものが基本とされています。
例えば、10,000円の香典をいただいた際は、約5,000円〜3000円の品物をお送りするということです。
直葬・家族葬の心響(こきょう)でも香典返しの注文に関するご相談を受け、提携しているギフトセンターとお客様をお繋ぎすることができます。まずはお気軽にご相談ください。

満中陰という言葉は普段生活している中ではなかなか耳にする言葉ではありません。
このブログを読んで少しでも満中陰の意味をお伝えできれば幸いです。

満中陰志

満中陰について②

こんにちは。総務部の奥島です。
今日は満中陰志とは何なのか、その言葉にはどのような意味があるのかを取り上げていきます。

まず満中陰の「中陰」とは、仏教用語で「お亡くなりになった後の49日間」を意味します。葬儀後にお渡しをする中陰祭壇の「中陰」も同じ意味ですね。その中陰の間、亡くなった方の魂は7日ごとに十王の審査を受けて49日目に次に生まれ変わる世界が決められるとされています。
そして「満中陰志」という言葉にはその中陰が無事に過ぎたことに対する感謝を表す品という意味があります。
ですので、基本的に満中陰志は四十九日法要の後にお贈りする葬儀の香典返しの品物と同じ意味と考えて差し支えはありません。

本来は、直接ご挨拶しお渡しすることもありますが、近年ではお礼状を添えて郵送などでお送りすることもあります。
一つ注意点としてあげるのであれば「中陰」は仏教用語であるため神道やキリスト教などの他の宗教で「満中陰」という言葉は使用しないということです。

お品物につける熨斗紙には、表書きとして「満中陰志」と記載します。
水引は結び切りを使用し、仏教では一般的に黒白の物が使われます。

熨斗紙のかけ方ですが、包装紙の上に掛ける「外のし」と、品物の化粧箱にのしを掛けた上から包装をする「内のし」があります。かけ方に特に決まりごとはないとされていますが、香典返しを宅配便などで送る場合は、外のしにすると熨斗紙が傷む可能性があることや、弔事の贈り物として控えめにするという意味もあるため、内のしにするのが一般的です。

どうですか?ここまで基本的なことをお話ししてきましたが、葬儀を実際に行ってみないとわからないことも多くありますね。次回は贈る時期やその品物と相場などについてお話ししていきたいと思います。
次回もぜひご覧ください!

満中陰志