私たちが想う家族葬とは、身内の方以外で生前に故人様と親交のあった方までお呼びして執り行う葬儀を家族葬だと考えてお手伝いをしております。 なぜなら、葬儀とはお互いに支え合いながら悲嘆から回復する場であり故人様を縁としてまた新しい人間関係を構築する場でもあるからです。
本来、直葬(ちょくそう・じきそう)とは一般的に「病院から直接火葬場へ」という考え方をさしますが、現状は亡くなってから24時間を経過しないと火葬することができない、また病院側はすぐに搬送してほしい等の問題からどこかに安置する場所が必要となります。ただ安置・出棺をするだけでなく、限られた時間で①葬送文化を継承すること、②故人様の尊厳を守ること、③家族の方が死を受け入れ、環境の変化に適応するプロセスを支援するためのグリーフケアを行うこと、私たちはこの三点の取り組みを行い、直葬とはいわずにシンプル葬という考え方を提案をさせていただいております。