皆さんこんにちは!
前回に引き続きブログを書かせていただく心響(こきょう)業務の坂本です。
今回は、そもそもご飯と団子はどういう意図でお供えし、お見送りの際にお棺の中に一緒にお入れしているのかについてお話させていただきます。
一般的に、仏教では故人の魂は冥土にたどり着くまで長い旅をすると考えられており、お棺の中に共にお入れするご飯と団子は旅のお弁当として空腹になった時に食べていただくためのものとされています。
また仏教にはお釈迦様が亡くなった時、菩薩様が団子をお供えしたという逸話があり、そこから団子には旅のお弁当としての意味に加えて「空腹に苦しんでいる人に出逢ったら団子を分け徳を積むことで、極楽浄土へ導かれてほしい、来世はより良い境遇に生まれ変わってほしい」との考えも含まれております。
ちなみに団子を用意する個数については6個,7個,10個,13個,49個と地域によって異なり、それぞれに意味があるようです。
直葬・家族葬の心響(こきょう)でお供えしている13個の団子には「故人の魂を浄土へ導く十三仏(じゅうさんぶつ)にお供えする」という意味が含まれています。
以上のように、ご飯や団子には仏教において大変重要な意味合いが含まれていることが理解いただけたかと思います。それと同時になぜ浄土真宗のみがこれらを必要としないのか!?という疑問が深まったと思いますので、次回はその点についてお話させていただこうと思います。
ぜひお楽しみに!