こんにちは、本日のブログも沙耶が担当致します。
仏教においての合掌は、相手への尊敬や敬意を表すものとして使われています。
アジア諸国では人とすれ違う際や別れ際の挨拶で手を合わせ「あなたに敬意をはらいます」と示しています。
日本で日常的に行われる合掌と言えば食事前後の「いただきます」や「ごちそうさまでした」が上げられます。これには食べ物になった生命へのお祈りをして、有難く頂くという意味があります。
この事から、日常生活での合掌は「感謝」と「敬意」を示していることがわかります。
そして、葬儀での合掌は、御本尊に向けて仏様へ手を合わせ、仏様の世界と私たちの世界を繋ぐことで仏様へ故人の導きをお願いする意味があります。
日常的にしている行為ですが、葬儀の場での合掌の意味を知っておくと普段と違った心構えで手を合わせることが出来ると思います。
次回の記事は、実際の葬儀の場での合掌・礼拝の作法についてです。