火葬について②

お骨

みなさんこんにちは。
前回火葬について、記事を上げた沙耶です。

今回は実際に直面しなければなかなか知る機会のない、火葬の大まかな流れを書いていきたいと思います。
まず、日本で火葬をするにあたって、人が亡くなり、診断したお医者様が死亡診断書(又は検案書)を書かれます。
診断書を元に死亡届を記入した後、役所へ提出するのですがその際捨印も必要となるので印鑑を持っていく事が確実です。
基本的に診断書と死亡届は一枚の紙になっていますが、病院によっては診断書のみの場合もあるので注意が必要です。
役所の確認手続きが終わり、ここで初めて火葬を行うために必要な『火葬許可証』を受け取ることができます。
この書類がなければ、火葬することが出来ないのでとても大切な手続きです。
こうしてお葬式では、故人様を弔う儀式やお別れを経て火葬場へ出棺となります。

出棺

又、日本では火葬後に骨上げと言って、故人様と縁が深い人から順に遺骨を骨壷へ納めていきます。
この骨上げの儀式は日本特有の慣習で海外では火葬が行われても骨をきれいに残すことはあまりないようです。

お骨

さて、ここまでがおおまかな日本の火葬の流れとなります。
では何故日本では火葬が主流となっているのでしょうか?
次の記事ではその理由についてお話していきます。

霊柩車について②

宮型霊柩車

みなさんこんにちは!
業務部に所属している林です。
以下、病院や警察等へ故人様をお迎えに行く寝台車と火葬場へ向かう出棺霊柩車について私が調べた内容をご報告します。

私がまず気になったことは、寝台車や霊柩車は他の車と違って車のナンバープレートの色が緑色だということです。
なぜ緑ナンバーかというと、人は亡くなると法律的にはモノとなってしまい、モノを運ぶ事になるので「一般貨物自動車運送事業」となるからです。
故人様をモノとして扱うのは大変心苦しいですが、法律でこのように決まっているそうです。

また、私は真浄葬祭に入社する前は出棺霊柩車は全て宮型だと思っていたのですが、入社してみて宮型以外にも洋型(リムジンタイプ)・バス型・バン型等、様々なタイプの霊柩車がある事を知りました。
ちなみに真浄葬祭ではバン型と洋型の霊柩車を使用しております。

宮型霊柩車

時代によって霊柩車も変化してきており、昔は宮型が主流だったのですが、近年ではバン型の霊柩車が増えてきているようです。
その理由として、バン型であれば一般車と見た目がほとんど変わらないため、自宅や病院に停まっていてもあまり不自然ではないからということが挙げられます。
特に、近年では家族葬が増えてきているため、バン型の霊柩車を使用する葬儀社が増えてきているようです。
このように、時代と共に変化していく霊柩車ですが、種類や見た目が違っていたとしても、「火葬場へと故人様を送り出していく」という役割自体は、これから先も決して変わることはないと思います。
私は業務部として今後、遺族・会葬者が故人様の死を心から悼み、火葬場で生前でのお姿と一生の別れを告げ、少しずつ前を向いて生きていくお手伝いを一生懸命行っていきたいと思っています。

お別れ

長文となってしまいましたが、最後までお読み頂きありがとうございます。
次回も読んで頂ければ幸いです。
それでは失礼致します。