遺影写真③

写真加工

直葬・家族葬の心響(こきょう)ブログをご覧の皆様、こんにちは!
引き続き、制作部の先野濵が担当させていただきます。

前回は遺影写真の歴史的な変遷についてお話し、私が決意を新たにしたところでした。

今回は、遺影写真の原稿を選ぶ際、どのように選ぶとより良いものが出来上がるのか、また、心響(こきょう)ではどのような遺影写真の加工ができるのかについてお話しさせていただきたいと思います。

直葬・家族葬の心響(こきょう)では、「プリントアウトした時のお顔が親指の腹より大きいもの」を原稿としてお選びいただくことを推奨しています。
しかし、そのような原稿がない場合も作成は可能です。

【例1】
「顔は大きく写っているけれど、服がパジャマだ…」

大丈夫です!
直葬・家族葬の心響(こきょう)では、お洋服の着せ替え加工が可能でございます。
お着物やスーツ、普段着のようなものまでサンプルを豊富に用意しており、故人様が生前お召しになっていたお洋服の系統に近いものや、正装を、サンプルの中から自由にお選びいただけます。

【例2】
「頭のてっぺんが見切れてる…」「肩が隣に写っている人で隠れてる…」

大丈夫です!
ある程度であれば、頭のてっぺんや肩の見切れを復元することが可能でございます。お気軽にご相談ください。

写真加工

直葬・家族葬の心響(こきょう)ブログをご覧いただきありがとうございました。
これからもご家族様に喜んでいただける遺影写真を作れるよう精進いたします!

遺影写真②

歌舞伎役者

前回に引き続き、直葬・家族葬の心響(こきょう)ブログを担当させていただきます。制作部の先野濵です。
今回は「故人の姿を遺す」ことの歴史的な変遷についてお話しさせていただこうと思います。

遺影写真の起源については諸説ありますが、代表的なものとして挙げられるのは「死絵(しにえ)」です。
死絵とは、亡くなった歌舞伎役者を描いた浮世絵のことで、役者の訃報を知らせる目的で、命日や戒名、寺院などを記載して発行していたようです。観客たちはこれを見て、役者が演じた名場面などを思い出しながら故人を偲んでいたのかもしれませんね。

歌舞伎役者

故人の姿を遺す手段は時代とともに絵から写真へと移り変わり、戦時中には、兵隊の姿を戦地におもむく前に写真に撮って残したそうです。これを皮切りに日本に遺影写真が広まったと考えられています。
「戦争に行く」=「死を覚悟する」という図式が成り立ってしまう時代に、せめてその姿を写真に撮って残しておきたいという家族の思い、生きた証を遺したいという兵隊の思いを感じます。

調べていく中で特に興味深かったのが、明治・大正の頃によく作られたという「葬儀写真集」です。
葬儀写真集という名目ですが、載っているのは葬儀の写真だけではなく、生前の姿から没後の姿までを時間軸の題目付きで写真集としてまとめたもので、福沢諭吉など、著名人のものが多く残っています。
その中の一つ、小説家・尾崎紅葉の葬儀写真集を例に挙げると、壮健時、入院中、退院後、往生、そしてなんと解剖時の写真まで。解剖時の写真は周りを人に囲まれている様子で、本人の体が写っているわけではもちろんありませんが、故人の過ごした時間、空間をくまなく遺そうという作成者の意志を感じます。

歴史的な変遷を見ていくと、先人達が様々な形で故人の姿を遺そうとしてきたことがわかりますね。残された方々の思いや、何より故人本人の「生きた証を刻みたい」「形にして遺しておきたい」という気持ちの表れを感じました。
遺影写真は単なる1枚の写真ではなく、見るだけでその方を思い出せる表象となるものであり、それを作らせていただくことの意義を改めて考えさせられました。一層気を引き締めて、1枚1枚を大切に作らせていただきます。

さて、絵や写真など様々な手段で大切に遺されてきた故人の姿ですが、現代の遺影写真においては技術が進歩し、よりよくする加工を施すことが可能となっています。私もご家族様に喜んでいただけるものを作るにはどうしたらいいか日々勉強しています。

そこで次回は、遺影写真の加工についてお話ししたいと思います。
また原稿を選ぶとき、どんな写真だとよりきれいに仕上がるのか、皆さんの「この写真でも大丈夫?」という疑問を解消できるよう、直葬・家族葬の心響(こきょう)ではどんな加工が可能なのかについてお話ししたいと思います。
次回も宜しくお願い致します!

遺影写真①

遺影写真

皆さんこんにちは!
今回から直葬・家族葬の心響(こきょう)ブログを担当させていただきます。制作部の先野濵です。

入社して3ヶ月、制作部の私がほぼ毎日作成しているもの。それは「遺影写真」です。

ご家族様から原稿となるお写真をお預かりし、故人様のお姿をご家族様のもとによりよく遺せるよう、先輩の指導のもと日々作成しております。故人様を象徴する1枚を作らせていただけることにとてもやりがいを感じています。

その日々の中でふと「故人の姿を遺す」という風習がいつから始まり、どのように広まったものなのか疑問に思い興味が湧きました。
次回は遺影写真の起源や「故人の姿を遺す」ということに関する歴史的な変遷について、私が調べ感じたことをお話しさせていただきたいと思います。宜しくお願い致します。

遺影写真

遺影写真について③

アルバム

みなさんこんにちは総務部の奥島です。
遺影写真については今回で最後になりますがぜひご覧ください。

近年「終活」という言葉を目にすることが多くなってきました。
その中に遺影写真を準備することも入っており、自分が持っている写真やカメラデータの中から遺影写真用の写真を探す方もいれば、新しく写真を撮る方もいます。

直葬・家族葬の心響(こきょう)では、葬儀の打ち合わせをさせていただく際に遺影写真用の写真を持ってきていただくようお願いしております。現像したもの、携帯やCDなどのデータどちらでもかまいません。
きれいに遺影写真をお作りする際の条件としては、写っているお顔のサイズが小さいと引き延ばした際に表情がぼやけてしまうのでお顔のサイズが親指のハラ(大体直径3センチ)よりも大きいものを持ってきていただくようお願いしております。免許証でも大丈夫です。
お顔が小さい写真や特殊な用紙で印刷がされている写真の場合、きれいにお作り出来ない場合もございます。
※お顔が小さい写真できれいにお作りすることもできますがオプションで追加料金をいただきます。

よくご遺族様から「若い頃の写真でも大丈夫か」という質問をいただきますが、故人様らしいお写真であればいつ撮ったものでも大丈夫です。
また、表情は良いけど服装や周りに写り込んでいる物が……と迷われている方には何枚かご希望の写真を持ってきてご相談ください。より綺麗にお飾りできるものを心響(こきょう)スタッフがアドバイスさせていただきます。しかし、最終的には故人様のお人柄を知っているご遺族の方が良いと思うお写真を選ぶのが一番です。特に家族や友人と撮影した写真や旅行先で撮影した写真は自然な表情が浮かんでいるのではないでしょうか😌

ご葬儀だけでなく、遺影写真などのアイテムに関しましても直葬・家族葬の心響(こきょう)ではいつでも質問にお答えさせていただきますのでお気軽にご相談ください!

アルバム

遺影写真について②

遺影写真

総務部の奥島です。
前回に引き続き、遺影写真について書いていきたいと思います!

遺影写真は葬儀に行くと必ずと言っていいほど目にするものです。
そもそも遺影写真とはどのような意味を持っている写真なのでしょうか。

遺影写真は「故人様の姿を写し出すもの」です。
もともと遺影写真は戦時中に戦死した人たちの顔を思い浮かべながら供養をするために使用されるようになったと言われています。それ以前や写真がなかった時代は遺影というものは存在しませんでした。

よく遺影写真にも位牌と同じように故人様の魂が入っている大切なものであるという認識をしている方もいるのですが、遺影写真には故人様の魂は入っていません。しかし、大切なものであることには間違いありません。
いずれにしても故人様の在りし日の姿を思い起こし冥福を祈り、供養をし、手を合わせる対象として昔から継承されてきたといえるのではないでしょうか。

また、最近は大きい四つ切りの遺影写真は場所を取ってしまい、飾る場所がないといった理由でお悩みのお客様もいらっしゃいます。直葬・家族葬の心響(こきょう)は遺影写真を小さなキャビネサイズでご用意することも可能です。
お気軽にご相談ください。

次回は綺麗に作れる遺影写真の条件などを書いていこうと思います😌
ぜひご覧ください!

遺影写真

遺影写真について①

みなさんこんにちは、総務部の奥島です!

突然ですが、葬儀を執り行う際に準備するものを想像してみてください。
みなさんの頭の中には祭壇やそこに飾られる大きな遺影写真が思い浮かぶのではないでしょうか😌

直葬・家族葬の心響(こきょう)では、家族葬のお手伝いをさせていただく際にどのような写真を遺影用に準備すればいいのかとご質問いただくことがあります。
今回はそんな遺影写真について取り上げ、そのルーツや、実際にお客様に準備していただきたいお写真がどのようなものなのかを説明していこうと思います。
次回もご覧ください!

遺影写真