口上について②

皆さんこんにちは。
前回に引き続きブログを担当させていただく業務部の林です。
今回は口上の儀とはそもそも何なのかについて書いていきます。

口上の儀とはご出棺前、お柩の蓋を閉じる直前に故人様とご遺族様が最期のご対面を改めて心静かに送るため、担当する業務スタッフが口上を述べてご遺族様と共にお見送りさせていただく一連の流れのことを指します。
ただ、この説明では少し分かりづらいと思いますので、先輩と一緒に考えた私の口上を一例としてご紹介致します。

「ご一同の皆様、いつまでもお名残りはつきませんが、お姿でのお別れはこれが最後となります。これまで故人様にお世話になった事、ご苦労をおかけした事、そして何より沢山の愛情をそそいで頂いた事、その一つ一つに心から感謝を申し上げ、最後のお別れとさせていただきます」

前文でも述べた通り、これはあくまで口上の一例ですが、このように故人様との最期のお別れの言葉を述べることを「口上の儀」といいます。直葬・家族葬の心響では、ご遺族・ご親族様がお柩にお花など入れるお別れの後に業務部が口上を述べる事が多いです。

次回は口上の儀の使い分けや内容について詳しく書いていきたいと思います。
次回も読んで頂ければ幸いです。

お別れ花

口上について①

皆さんこんにちは。
今回相生斎場のブログを担当させていただく業務部の林です。
よろしくお願い致します。

皆さんは「口上の儀」という言葉を知っていますか?
私は入社して五ヶ月経って、初めて口上の儀をお客様の前でおこなう機会がありました。
初めての口上は緊張し過ぎて声が少し震えて、話すスピードもとてもゆっくりになってしまいましたが、それでも何とか最後までやり通す事が出来ました。

そこで今回は、口上の儀についての記事をブログに書いていきたいと思います。

お別れ

喪主の決め方②

皆さんこんにちは!
本日もブログを担当します、総務部の奥島です。
今回は喪主の一般的な決め方についてお話ししていきたいと思います。

前回もお伝えしたように、喪主の決め方に法律的なルールはありません。
一般的には故人様と関係の近い血縁者の方が行うことが多いです。
しかし、故人様が遺言などで喪主を指名していた場合はその希望を優先するのが良いとされることが多いです。ご家族で事前に話し合われておくといいでしょう。

喪主というと最初にお話したように重要な立場の方であることは間違いありません。
葬儀社の選定から式内容の打ち合わせ、菩提寺がある場合はお寺への連絡、親戚や故人様と親しい関係にある方への連絡、葬儀後の供養についてなど、ここには書き切れないほどのことを請け負うことになるのです。
そのような喪主様やご遺族様のご負担を少しでも減らせるように直葬・家族葬の心響は誠心誠意サポートさせていただきます。ご心配な方はお気軽にご相談ください!

お葬式

最後まで見ていただきありがとうございました!

喪主の決め方①

皆さんこんにちは!
総務部の奥島です。

今回は葬儀の際によく耳にする「喪主」についてお話していきます。
皆さんは喪主についての取り決めをご存知でしょうか?

喪主の決め方には法律的なルールはありません。
一般的に喪主とは、遺族の代表者です。
葬儀を取り仕切るのが役割とされており、やるべきことがたくさんあるのでとても重要な立場ともいわれています。

葬儀とは突然その日がやってくるもの……
その日を迎えた時に誰が喪主を務めるべきなのか迷われるご家庭もあるかと思います。
そこで今回は喪主の決め方をお話していきたいと思います。
明日も見ていただけると幸いです。

喪主

位牌について③

こんにちは、引き続きブログを担当します沙耶です。
今回はお位牌に書かれる内容をまとめていきます。

【戒名・法名】
「戒名」とは、生前に出家をして教えを守り修行をすることで、仏門に入った証として与えられる名前でした。
現在は亡くなった後、故人様が仏弟子として浄土へ往生するために授かる事が多いようです。
「法名」は浄土真宗における戒名の役割です。
浄土真宗の考え方では、出家して修行をするのではなく教えを全うしながらありのままの生活を送ることとされていました。法名も今では亡くなった後に授かる事が一般的になっています。

【俗名】
仏門に入る前の名前。
亡くなってから戒名・法名をいただく場合は生前の名前となります。

【没年月日】
故人様が亡くなった年月日のこと。

【享年(行年)】
故人様が亡くなった時の年齢で、
享年は『天から与えられた年数』
行年は『俗世で修行をした年数』
の意味があるそうです。

ここまで調べて、お位牌は「故人様の魂の拠り所」であり「故人様の代わりとして供養の対象となる」もので、非常に大切な役割だと感じました。
宗派や考え方により有無など異なりますが、役割や意味を知った上で、お葬式やその後の供養の在り方を考える手助けになれば幸いです。
最後までお付き合い下さりありがとうございました!

お位牌

位牌について①

皆さんこんにちは。
本日からのブログを担当します、沙耶です。
今回は位牌について、学んだことや調べたことを私なりにまとめた内容になります。

皆さんは位牌と聞くとどのようなものが浮かぶでしょうか?

位牌とは、亡くなった方の戒名・法名や俗名、没年月日、享年などが書かれている木牌(木の板)です。
位牌にはいくつかの種類があり、その必要性や役割は宗派により異なりますが葬儀やその後の供養に関わってくる場合もあります。
次回の記事では位牌の種類やその意味、記す事柄についてなどを記事にしていきますので最後までお付き合いいただければ嬉しいです。

位牌

旅支度について②

皆さんこんにちは。
前回に引き続きブログを担当させていただく業務部の林です。
今回はなぜ故人様に旅支度をするのか、そしてそれらにはどんな意味があるのかについて書いていきます。

まずは、そもそも旅支度とは何なのかについて説明していきます。
旅支度とは仏式の葬儀で比較的よく使われる言葉で、仏教では亡くなられた方は来世へと旅立ち、その道のりは四十九日間続くとされています。
そこで、故人様が無事に来世へとたどり着けるようにご遺族様が旅の支度をすることを「旅支度」といいます。

旅支度にはいくつか揃えるものがあります。
まず初めに仏衣です。
これは亡くなられた方に着せる着物の事で死装束とも呼ばれます。
納棺する時に着替えますが、その際に着付けは左を前にして行います。
何故かと言うと、通常は右を前にして着ますが、あえて反対にすることで不幸が重なるのことを避けるという意味があるからです。

次に足袋(たび)です。
この白い足袋を履かせるとき、足袋には紐が付いているので固結びで結びます。
これは旅の途中で紐が解けないようにする為です。

そして脚絆(きゃはん)です。
この脚絆はすねの位置につけ、故人様が長い旅路でも足が疲れないようにする為に身に付けます。
また、この時も紐は固結びで結びます。

次に手甲(てっこう)です。
これは道中、木々を振り払う際に手が傷つかない様に、また汗をぬぐったりする為に身に付けます。
この時も紐は固結びで結びます。

その後に胸元に六文銭を入れます。
これは三途の川の渡し賃になります。

最後に数珠です。
これは故人様が愛用していたもの、もしくは葬儀社などが用意したものを持たせます。

直葬・家族葬の心響では今説明した旅支度を行っていますが、他にも頭陀袋(ずだぶくろ)といって僧侶が修行に出る時に使用する袋を頭から通して首に掛け、胸元に置いたり、天冠(てんかん)や編み笠、草履や杖を旅支度で使用する事もあります。
このように旅支度に使用する道具の一つ一つに故人様への思いが詰まっており、これから故人様に旅支度を行う時にはその一つ一つの思いを胸に抱きながら着付けをして行こうと思いました。

納棺

最後までお読み頂きありがとうございます。
これからもブログを書いていきますので次回も読んで頂けると幸いです。
それでは失礼致します。

お葬式のお食事①

みなさんこんにちは。総務部の奥島です!
今回は「葬儀の際のお食事」についてお話しします。

私が以前葬儀に参列した時のことを思い返してみた時、一番印象に残っていたのは親族みんなで一緒に食べた食事の事でした。
実際に入社して葬儀の際のお食事について学んでいくうちに、お食事をする機会が三度あるということを知りました。

地域・宗派などによって違いはありますが、このあたりでは「通夜後に通夜振る舞いでお召し上がりいただく夜斎(よとき)」「ご葬儀開式前に故人様とのお別れのお膳としていただくお斎(おとき)」「精進落としとしていただく精進揚げ」と三度お食事いただく機会がございます。

今回はこの三度のお食事に関して取り上げていきたいと思います!
よろしくお願いします!

お斎